Q&A

個人のお客様向け

Q.1

「ひまわり」の光の明るさはどれ位ですか?

A.1

「ひまわり」の明るさは、戸建住宅向け集光機の場合、照射距離が2mで平均照度約500luxの明るさとなります。 "(晴天時:外部直達照度100,000ルクス) お客様が室内で読者や勉強などするには充分な明るさを確保することが出来ます。" 集光機1台(光ファイバーケーブル2本)で6畳間~8畳間が最適です。それ以上広い部屋の場合は 集光機を複数台設置されることをお薦めします。

Q.2

「ひまわり」を日常使用するときの電気代、保証、メンテナンスは?

A.2

<電気代>

「ひまわりAS」の電気代は、1台でおおよそ1日1円程度、年間で約400円です。太陽電池パネル駆動のモデル (オプション)の場合、駆動に必要な電力をパネルから供給しますので電気代はかかりません。

<保証>

集光機は設置工事完了日から3年、光ファイバーケーブル、端末照明器具他は1年となります。

<メンテナンス>

日常的なメンテナンス(点検、整備など)は必要ありません。集光部の透明ドームの汚れが目立つ場合には軽く水洗いするなどの処置をすれば充分です。ドーム表面を布等で強く擦ると傷になりますのでご注意下さい。
保証期間終了後は必要に応じて、有償によるメンテナンスをさせていただきます。
※電源が供給されているのに正常動作しない等の不具合が発生した場合には、メーカー、または販売特約店の担当者が検査、修理に伺います。検査の上、現場で修理が出来ないような故障の場合には、工場に持ち帰って修理させていただくことになります。

Q.3

布団などの殺菌に使用できますか?

A.3

殺菌に「ひまわり」光は適していません。

殺菌には紫外線が必要ですが、「ひまわり」光は、ドーム、レンズ等の工夫により紫外線をほとんど除去してある可視光線中心の太陽光ですので、あまり効果的ではありません。 なお、照射器具を布団に近づければ布団表面の温度が上がり、ふっくら暖かくなります。
※安全のため、20cm以上離してのご使用をお願いしています。

Q.4

工事期間、工程作業などについて教えて下さい。

A.4

既設の建物の場合の工事期間

一般住宅向けの小型集光機(ひまわりAS)の場合、通常1日で取付工事は完了します。

新築戸建の建物の場合の工事期間

建築工程に沿っての設置になりますので、それぞれに異なります。

工程作業の内容

  1. 「ひまわり」架台の取付
  2. 光ファイバー用配管工事
  3. 照射端末器具の取り付け補強(必要が有れば)
  4. 「ひまわり」荷揚げと据え付け
  5. 光ファイバー敷設
  6. 電源配線
  7. 照射器具の取付
  8. 運転・調整

※設置工事は、当社指定の販売特約店が行います。

Q.5

ドームは汚れないのですか?

A.5

周りの環境によりますが、幹線道路の側や空気の汚いところ、煙突の近くなどに「ひまわり」を設置した場合には、若干汚れがめだつようになるかもしれません。このような場合は透明ドームを水で洗えば汚れは落ちます。布等で強く擦ると傷になりますのでご注意下さい。

Q.6

夜でも使えますか?

A.6

夜は太陽光が届きませんので、ご使用いただけません。
また、雲が厚い曇天時には、直射日光が遮られ散乱光になりますので、レンズで集光ができないため、ご使用いただけません。

Q.7

昼間、光を貯めることができますか?

A.7

太陽光エネルギーを電気、熱、科学物質に変換して利用する方法は、太陽光発電に代表されるようにその技術は確立 されています。ただ残念ながら光エネルギーを直接、光として蓄積する方法は確立されていません。

法人のお客様向け

Q.1

「ひまわり」光と自然の太陽光との違いは何ですか?

A.1

「ひまわり」光とは自然の太陽光の中から有害な紫外線を除去した太陽光です。
自然の太陽光には、光の波長が異なる多くの光線が含まれていますが、この中で波長の短い「紫外線」や波長の長い「赤外線」は、多すぎると動物や植物に悪い影響を 与える事が知られています。紫外線は日焼けの原因ですが、この紫外線を浴びすぎると皮膚ガンの遠因になるという報告もあります。 「ひまわり」光は、有害な紫外線を、自然の太陽光から除去して、光ファイバーで伝送するようにしていますので、単に明るさを得るだけの照明用途だけでなく、安全な 日光浴や植物栽培などの分野でも効果が期待できます。

Q.2

紫外線だけ、または赤外線だけを利用できますか?

A.2

「ひまわり」は太陽光を非球面レンズという特殊なレンズで集光します。レンズで光を集めると、紫外線、可視光線、赤外線など各波長毎に集まってくる点ができます。 この点をそれぞれの波長毎の焦点と呼びます。
利用したい波長の焦点位置に光ファイバーの先端をもってくると、効率よくその波長を光ファイバーの中に入れることができますので、紫外線または赤外線の焦点に先端を 合わせれば、これらを送ることは可能です。 ただし、紫外線は部材の劣化を早める問題、赤外線は熱エネルギーによる部材耐久力の問題から実用的な利用には工夫が必要です。

Q.3

光の蓄積(貯蔵)はできますか?

A.3

「個人のお客様からのQ&A」でも回答させて頂きましたが、太陽の光エネルギーを「光」として蓄積し、人工照明のように室内の明るさを維持する技術は世界的に確立されていません。

Q.4

「ひまわり」用の光ファイバーケーブルの効率は?

A.4

「ひまわり」で使用している光ファイバーはケーブルは「PCS光ファイバ-ケーブル」と呼ばれるもので、芯線中心部(コア)の 材質に高純度の石英ガラスを使用しています。プラスティック製と比べて、長距離での光の伝送損失が非常に少ないのが 特徴です。(例:100mでの光ファイバーケーブルの伝送効率は76%) *光は、ファイバーの素材や反射の回数によって段々と弱くなります。またケーブル途中で繋ぎ合わせるとその接続面で相当量の エネルギーが失われます。「ひまわり」の光ファイバーケーブルは、ガラス素材と繋ぎ目なのないケーブルを採用するによって、 高い伝送効率を維持することが出来ます。

Q.5

「ひまわり」光の分岐はできますか?

A.5

「ひまわり」集光部では各レンズやミラー1つに対して1芯ずつ光ファイバーケーブルを接続し、太陽光を集光します。 この1芯ずつ集光した光ファイバーケーブルを、ASレンズ仕様は6芯、カセグレンミラー仕様は3芯束ねたものが1本の 光ファイバーケーブルになります。小型集光機(ひまわりAS、ひまわりCA-S)で最大2本、大型集光機(ひまわりCA-G)で 最大6本まで接続できます。(光ファイバーケーブル本数=ひまわり照明器具の数となります。) ただしそれ以上に光を 分岐することを希望される場合には、ケーブルを特注加工する必要がありますので、別途御打合せによって作成させて 頂きます。また分岐することによって、ケーブル1本当たりの光量は減ることになります。

Q.6

保証の範囲、期間、ランニングコスト、メンテナンスは?

A.6

<保証の範囲、期間>

集光機は設置工事完了日から3年、光ファイバーケーブル、端末照明器具他は1年が保証期間となります。 保証の範囲は、通常の正しい使い方で使用していた場合に保証いたします。ただし、天災による破損などはこの範囲には含まれません。

<ランニングコスト、メンテナンス〈例「12眼ひまわり」〉>
<電気代>

<ランニングコスト> 小型集光機(ひまわりAS、ひまわりCA-S)で1台につき消費電力が約2Wです。電気代に換算するとおおよそ1日 1円以下です。大型集光機(ひまわりCA-G)で消費電力が約5W、電気代に換算するとおおよそ1日3円程度となります。 オプションとなりますが専用の太陽電池パネル駆動でのご利用の場合は、電気代は一切かかりません。

<メンテナンス>

お客様自身での日常的なメンテナンス(点検、整備など)は必要ありません。集光部のドームが汚れすぎた場合には水洗いするなどの処置をすれば充分です。 保証期間内の機器自体の不具合は無償で修理をおこないますが、4年目以降の点検と修理に関しては、別途保守契約を結んで頂く場合もあります。